
こんにちは、ブログ管理人のやーやです。
以前、下記の記事で「悩みを半分にする方法」について語ったのですが、覚えているでしょうか?
>今ある悩みを半分にする秘訣はシンプル。頭の中でやらなくていいことを辞めるだけ
ざっくりいうと、頭の中でぐるぐる悩むのをやめよう。っていうお話です。
そのかわり、体を使って行動すれば、悩みがなくなっていくよ、そのようなお話でした。
そして今回お話するのは、あなたが抱えている悩みのもう半分を解決する方法となっています。
先にざっくりお伝えすると、この3ステップのお話です。

そして今回お伝えしたいのは、
ぼくたち人間は、過去の思考パターンを無意識に繰り返しているだけにすぎない、というです。
しかもその思考の大半が、論理的な思考とは程遠い「非論理思考(=ほぼ妄想)」であって、それは起きながらにして夢を見てるのと変わらないということです。
そう、僕たちは起きながら夢をみています。
起きながらにしてみているその夢が…

楽しくてワクワクする夢だったら、うれしくなって気分がいいですが、
しかし、起きながらにしてみているその夢が、恐怖にうなされるような悪夢だったり、症状として体に出てくるまで影響を与えるような悪夢だとしたら、どうでしょうか?
それこそが「ネガティブな自動反応」であり、現実とかけ離れた非論理思考とは言えないでしょうか?
言ってる意味わかりますよね。
すなわち、悩みが多い人は「ネガティブな自動思考」によって「非現実的な悪夢」をみて苦しんでいる可能性があるということです。
そんな起きながらにして見ている悪夢に踊らされるのはバカらしいですよね。
なので、今ここであなたの「ネガティブ自動思考」を一旦停止させ、1つ1つ筋の通った論理的思考に組み直していきましょう。
それが今回お話するこの5つです。
もくじ
これを書いてる僕自身は、どうにもならない深刻な悩みも「思ったほど大したことない」と思え、むしろ「これは有難い試練なんだ」と受け止められ、心がめちゃくちゃ軽くなりました。
あなたもそうなりますように・・・
では、解説です。
まずはこれを24時間とは言いません。
1日5分でもトライしてみましょう。
1、すべて自動思考とみなしてみよう
考えてもみてください。
あなたは日本語を使っていますが、その時点であなたの思考は、誰かから教わってきたものだとは思いませんか。
なぜなら、
お母さん、ミルクをくださいな
なんていう赤ちゃんみたことがないからです。
赤ちゃんのときに日本語を話せなかったということは、誰かが日本語であなたに考え方や概念を教えたということになります。
なので、「これは自分一人で考えたことなんだ!」と言っても、本当のところは小さい頃、親から教わったことかもしれません。
テレビで言ってた情報かもしれないし、本で読んだこと、映画でみたこと、あるいは記憶同士が勝手に組み合わさってできた作話(さくわ)なのかもしれません。
だから、あなたの考えは100%すべて自動思考と仮定してみるのです。
どんな考えも、どんな反応もどんな想像やイメージもすべてそれは自動思考であるとみなしてみるのです。
そうすることによって、主観的な自動思考から一旦外に出て客観的に自分の思考をチェックできます。無意識のより戻しの影響を最小限にできます。
だから、ぜひ紙やノートを用意してあなたが今考えてることを全部書き出してみてください。
え〜と、私、何を考えているのかな?
なくて七癖です。
あなたの自動思考パターンがあるはずです。
それを認識することから始めましょう。
そして、次です。
2、自動思考をすべて停止させよう
停止させたって浮かんできてしまう・・・
耳を塞いだって聞こえるし・・・
なんて言っていても、仕方ありません。
大切なのは止める努力を怠らないことです。
そうしなければこれから先もずっとその自動思考に支配され不自由な人生になってしまうからです。
だから止めましょう!
ネガティブな自動思考を!
そのために「パターン崩し」をやっていきます。
たとえば、嫌いな人が怒鳴ってくる声が頭のなかで聞こえたとします。
おら〜、お前!ちょっとどういうことなんだ!

その時、「え〜い、黙れ!」と言っても相手は実際そこにいるわけではありません。頭の中を陣取っています。だから御構いなしに怒鳴り散らしてくるでしょう。
だから無理して頭の中の相手を変えようとするのは意味がありません。そこで自動思考によるパターン(リズム)を変えていくのです。
なお、パターンの崩し方は1つではありません。旧サイトでご紹介した目を使ったやり方(スイッシュパターン)↓
不安がどうしても頭から離れない強迫観念の7つの対処法(スイッシュパターン)
あるいは、相手の声を楽しい音楽やラップ調に変換させるなどによってパターン崩せます。
それから、停止です。

急ブレーキではなく、こちらのペースに同調させてから減速させての停止です。
最初のうちは、ネガティブだけでなくポジティブも含めてすべて自動思考を停止させます。できる限り無の境地に入って頭の中を空っぽにしていきます。
それでも出てくる考えがあります。それこそがあなたの大部分を占拠している「厄介な自動思考」です。
それもまた、今やった方法で1つ1つ停止させていきましょう。
それでもまた出てきてしまったら?
はい、停止です。
どれだけ時間がかかってもいいのでじっくり取り組んでいきましょう。
こちらの記事も参考まで↓
ここまでできたら、
3、思考を一つひとつ論理的にチェックしてみよう
どんなに頭の中を停止させてもイタチごっこになるときがあります。
なぜなら頭の中で思考が勝手に生まれてくるからです。
だからあれこれ考えないようにしなきゃ・・・、
と思ったなら、はい、その(=あれこれ考えないようにしなきゃ・・・)が自動思考になります。
そして様々な思考が生まれてきます。そのときあなたにやってほしいのは、その思考が論理的に正しいのかどうか確認するチェック作業です。
たとえば僕の場合、こんな思考をよくしていました
正確には「内部対話」といってもいいものです。
- 早く2階へ行かないと、雨が降ってくるぞ〜
- (映画をみながら、)火事だ〜、どうしよう!逃げなきゃ!
- はぁ、なんていうか、え〜と、その〜
おわかりですよね。
これらどれも論理的に正しい思考ではありません。
- 2階へ行くのと雨が降ってくるのに因果関係はありません
- 火事で逃げるのは正解です。でも火事なのは頭のなかのイメージで、実際の体の外は火事ではありません。(テレビや映画の中はそうでも現実でない以上論理的とは言えません。)
- まったく意味のない口癖、言えば言うほど言いたくなる無意味ワードです
と、そんな風にあなたの中の思考が果たして論理的な正しさをもっているのか
それとも頭の中で作ったストーリー、妄想、思い出し記憶によって作話した非現実なのか、今一度チェックしてみましょう。
これだけでも悩みの大半が無意味な幻想だったと気付けます。
そして、実際そうです。
たいていの悩みは幻想にすぎない、論理的に破綻した幻想にすぎません。
そして、いよいよここから具体的な解決策です。
4、論理的に破綻した思考は、論理的に組み直していこう
ハッキリ言います。
たいていのことは、頭の中の世界にすぎません。
頭の中の世界だから夜見る夢の世界と同様なんでも出来ます。なんでも論理的に辻褄があってるように感じられます。しかし、それらは現実の物理世界ではありえないことばかりです。
頭の世界で空を飛べても、現実では不可能なことが大半です。

たとえば「何年後かに地球に隕石が衝突する」、という番組があったとして(どうしよう、どうしよう・・・)とそれを信じて怯えたとしてもそれを信じてるのはその人の頭の中の世界であって、それは現実の世界(=事実)ではないのです。
頭の中≠現実

すなわち、事実でないのにどうして怯えることがあるでしょうか?
僕が懸念するのはそういうところです。この情報化社会では、テレビにネット、スマホなどで様々な情報を手に入れられるようになりました。
反面、信じなくていいものまで信じて苦しんでるとしたらいい加減そういった不安情報は捨てていいのです。
そして、自分自身で論理的に正しい思考に組み直すべきなのです。
そのために大切なのが「論理的思考(ロジカルシンキング)」を学ぶこと。
本でもyoutubeでもなんでもお好きな方法で構いません。一度、論理的思考法について学び自身の考えが論理的思考に基づくものなのかを見つめ直してみてください。
そして、論理的思考に組み立て直して非現実な情報に踊らされないようにしましょう。踊らされてしまうといくらお金があっても足りないですからね。

なお、論理的思考に関してはこちら本が僕はすごく参考になりました。
古い本で中古しかありませんが、図書館でもいいのでぜひ読んでみてくださいね。
なお、最新版はこちらです。
こちらはKindleもあります。先ほど紹介した青い本でなくて、すぐ読みたい場合に。(※Kindle unlimited対象で、会員は0円です。)
そして、最後になります。
5、それでも悩みが止まらないなら…
悩みが止まらない、むしろ考えてしまっておかしくなりそう
僕もそうでした。悩まなくていいと分かっていても悩んでしまう
そして、「どうしたらいいんですか?教えてループ」にはまってカウンセラーさんを困らせたこともありました。
だけど、死ぬほど悩んで、本当に消えてしまおうかと思うほど追い詰められた僕が今だから思うことがあります。
それは(な〜んだ、くだらねぇことで怯えてたんだなー)という吹っ切れ感が大事ということです。
怯えたって仕方ないじゃん、悩んだって疲れるだけ
それなら、その悩む時間を世のため、人のため、そしてあなたのために費やした方が何倍も幸せだし楽しいしうれしく思うのです。
もちろん、この記事を読んでくれている方の中には絶望の2文字しかなく、「生きててごめんなさい」と頭のなかで反芻しておかしくなりそうな人がいることも知ってます。
コロナ禍もあり、災難続きで神様を恨んでしまうだけでなく自分自身を責めて傷つけてしまう人がいることも知ってます。だからこそ言いたいです。
僕たちは絶望するために生まれてきたんじゃない
幸せになるため(正確には幸せを感じるため)に生まれてきたんだ!
今こそ抜け出すんだ!頭のなかの牢獄を!そしてそのために自動思考を停止させ論理的に組み直して正しい思考法を身につけ、これまでの間違った情報や思い込みを捨てて流されないようにしていこう!
と、ここまで読んでくださったあなたには十分その力があります。一生懸命変わろうと努力してるあなたです。どんなに時間がかかっても悩みの深淵から這い上がって抜け出せるものと信じてます。
・・・
そして、
最後にまとめと補足です。
ここまで、こんなお話をしてきました。
【まとめと補足】
- 1、あなたの考えはすべて自動思考とみなそう→自分で考えていると思ってることすら自動思考と知りましょう。例外を作らず自分の考えすらも疑うことが変われるきっかけになります。
- 2、その自動思考、一旦すべて停止させよう→パターンを崩してゆっくりと停止させる、ひとつひとつ時間をかけて止めていきましょう。
- 3、停止後、一番最初の思考から論理チェック→そして大抵は現実ではなく非論理な思考と知りましょう。
- 4、論理に基づかない場合は組み直そう→頭のなかで作り出した世界は論理的に矛盾し破綻しています。論理的思考法を学んで組み直していきましょう。
- 5、それでも悩みが止まらないなら…→もう一度この記事を読んでみてください。そして間違った情報や思い込みなどに流されないように普段から自衛していきましょう。
さて、以上になりますがもう一言。
悩みはネガティブと思えばネガティブに、 ポジティブと思えばポジティブになる。
お金がなくても病気でも人間関係がめちゃくちゃでも、ネガティブはそっくりそのまんまポジティブに変換できます。
長い人生だからいっとき不幸を思えるとしてもあなたが変われば世界が変わっていきます。
そして、このことわざにもある通り
災いを転じて福となす
あなたなら、いかなる災難(と思えること)をも、最高にできるでしょう。
そうなれるように僕も頑張るので、一緒に前に進んでいきましょう。
あと、こちらの記事もよかったら↓
同じことを何度も何度も考えてしまう、「自動思考」と「反芻思考」を抜け出す5つのお話
人が悩むたったひとつの理由、その悩みが5分で消える7つの方法
読めば悩みはさらに半分の半分になるでしょう。
では、今回はこれで。
また次回もどうぞお楽しみに。
最後までお読みいただきありがとうございました。
追伸です。
この記事は実際僕がやってきて効果があったと思っている方法ですが、ひどいトラウマなどを抱えている場合はとても直視できるものではないと思うので無理せずお医者さんやカウンセラーさんにご相談ください。
追伸です:2
この記事は旧ブログTHE FREEDOMの投稿から引っ越し、リメイクしたものです。一部読みづらい箇所があったかもしれませんが、お役に立てましたら幸いです。
追伸です:3
コロナ禍で予断を許さない状況ですが、どうぞまわりの情報に振り回されすぎることなく、目の前のできる感染予防対策をとって、心おだやかにご自愛ください。
2021年1月24日、最終更新
ブログ管理人 やーや
では、ありがとうございます。
あなたの悩みが良い悩みになりますように・・・