同じことを何度も何度も考えてしまう
考えたくないのについ考えてしまう
思い出したくないのについ思い出してしまう…

それって、ツライですよね。
そういった無意識の思考パターンを「自動思考」といったり、
または、「反すう思考」と言ったりします。
僕も20年以上悩まされてきました。
あなたと同じかもしれません。
考えなくていいことを考えては、苦しんできました。
あなたはどうでしょうか?
考えすぎるのって、つらいですよね
そのつらさや苦しみを抜け出すきっかけになるかもしれません。
今回お話しするのは、以下の5つです
もくじ
以上の5つです。
この記事を一度最後まで読んでみてください。
読めばきっと、同じところをぐるぐると考えたり、自分を苦しめている状態を抜け出せるきっかけになりますよ。
では、1つめのお話です。
1、怖いのは現実ではなく、頭の中の「悪夢」のリピートです
以下は、ぼくの36年間の経験になりますが・・・
>よっしゃーっ、この世界があってよかったぁと思えるくらい僕はあの日をきっかけにトラウマ、借金地獄の悪夢障害を克服できました。
こちらを元に、いま思うことをお伝えします。
本当に怖いのは「現実」でしょうか?
いいえ、違います。
本当に怖いのは、頭の中を流れている「悪夢」または、「妄想」です。
というのも、お金のことばかり考えている人もいれば、

お金がなくても気にしない人もいますよね。
あるいは、同じ状況で悩む人もいれば、

軽く受け流せる人もいます
僕は前者でした。
頭のなかの「悪夢」や「妄想」をリピートし、リアルな現実と錯覚していました。
あげくの果てに、その「悪夢」や「妄想」を脳内で見ているイメージにすぎないということに気づけなくなって、
それがリアルになってしまっていました。
こうなったらどうしよう…
もしかしたら生きていけないのでは…
自分なんて生きてる価値ないのかな
それらの「反すう思考」が始まると、現実感を増してしまいます
だから、
怖いのは「頭の中だけ」を知ること
そして、
じっさいの現実はそれほど怖くないを知ること
それが大事です。
(と、言っても怖いものは怖いですよね。そうなってしまう気持ちもわかります)
ただ、それもまた頭の中の自動思考の「悪夢」だということ。
こちらの記事も参考まで↓
では、
現実ではないとわかっているのに・・・
なぜ同じことを何度も考えてしまうのでしょうか?
それは、
2、同じことを考えるのは「思考中毒」だから
フラッシュバックのようにふと思い出してしまうことはありませんか?
「これは考えても意味がないことだ」、と頭ではわかっていてもです。
昔あった怖い体験、あるいは今抱えている不安、将来の心配、お金のこと…
そういった思い出したくない記憶や想像を、ふと思い出してしまうことありませんか?
ありますよね。
その原因は必ずしも1つではありませんが、
僕は次のように考えています。
同じことを反芻してしまうのは、その思考に対して「快感中毒」になっているから。
繰り返し考えることに「思考中毒」になっているからです。
それはあたかも、酒やタバコ、スマホやゲームに依存して中毒になるようなもの。
考えなくていいのに、考えることに中毒、すなわち依存症になっているからつい考えてしまうのです。
もちろん、本人は死ぬほど苦しいことですよね。
頭の中を「ぐるぐる思考」が支配して、本人もどうにもならなくなってしまうからです。
抜け出したいのに、ふと思い出してしまうからです。
その繰り返しに、やるせない思いでいっぱいになってしまいます。
しかし、それでも止められない・・・
それは、ネガティブ思考であっても快感を感じる「ドーパミン」が脳内に出て、習慣や癖になってしまっているのが一因です。
思考癖が中毒になるまで、潜在意識レベルに落ちてしまったからに他なりません。
なった人ならわかります。この世で最もつらいことは、なにか?
それは、同じことをぐるぐる考えて、そこから抜け出せない「思考の無限ループ」です。
これが地獄の苦しみです
こちらにある通りです↓
>最大の恐怖!「生き地獄の無限ループ」から脱出する7つの方法
その苦しみを抜け出すために大切になるのが、本人自らが、「自分が思考中毒や依存症に陥っている可能性」を疑うこと
すなわち「客観的な認識力」が大切になります。
そのための話が、次です。
3、自動思考に気づく客観的認識力とは
あなたが、「いま、さっきと同じことを考えている」と気づくことができれば、悪夢の「自動思考」を、一瞬にでも止めることができます。
あっ!自分は今同じことを考えている
そう気づけるのが第一ステップです。
それは夢の中で「夢を見ている自分」を認識するようなものです
あっ!自分はいま夢を見ているんだ
そう気づければ怖いことは何もありません。それはしょせん「夢だから」。
しかし、夢を現実だと錯覚してしまうとどうでしょうか?
それがリアルな現実の世界だと勘違いして、苦しんでしまいますよね。
それと同じです。
まずは自動思考を認識すること
自分は今、何を考えているのか?
もしかしたら自分は「思考中毒の依存症」なのではないか?
そのように客観的に考えることで、ネガティブな思考に対し、どばどばドーパミンが出て、気持ちよくなって抜け出せなくなっている状態を抜け出すきっかけになります
こちらも参考に↓
そして、それに気づいたなら「反芻思考」に具体的な対策をとっていきましょう。
4、反すう思考癖をやめるための具体的な施策
同じことを2度3度考えてしまう「反すう思考癖」をやめるために、以下をご提案いたします
- とことん寝まくる
- 思考をひたすらに紙に書き出す
- 映画館に「映画」を見に行く
- 考えなくていいくらいに運動する
- あえて忙しくする
いずれも大事だと考えています。
1、とことん寝まくる
24時間ずーっと考えすぎて、脳が疲れていたら休ませてあげましょう。
それには睡眠が一番です。

脳が疲れている状態では、心がパニックになったり、思考が反芻しがちです。
無理をすることなく、よく寝ましょう。
2、思考をひたすらに紙に書き出す
頭の中の考えを紙に全部書き出して、頭の中を空っぽにしていきます。

頭の中で「ぐるぐる考えている思考」に、客観的に気づけるとともに、脳内デトックスとリフレッシュ効果を期待できます
3、映画館に「映画」を見に行く
映画を見るとなぜ良いのか?それは思考があちこちにジャンプしている状態を、1つのストーリーで2時間ほど一貫性を持ってみることができるためです。

そのため、途中で見るのをやめられるテレビはあまり意味がありません。劇場のスクリーンでじっくり物理的に拘束されて見る「映画館の映画」がオススメです
なお、現在公開中、興行収益歴代1位の「劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編」は、オススメです。
今回この記事でお話ししてる「悪夢」をテーマにした内容です。自分が悪夢を見てそこから抜け出せないと言う状態を客観的に見れるので、ぜひ劇場に足を運んでみてくださいね。
4、考えなくていいくらいに運動する
ことわざの「下手な考え、休むに似たり」の通り、
変な考えをするくらいなら休むか、考える時間を減らす運動をオススメします。

ただ、いまはコロナの関係でジムに通うなどが難しい一面もありますので、
5、あえて忙しくする
人間、
もちろん、「暇をしたくて暇しているのではない」と言う反論もあると思います。
それも、ごもっとも。
しかし、ここで言っているのは、仕事に限らず、趣味に没頭するとか、やりたいことにチャレンジするとか「いい意味での忙しさ」です。
何もやることがない、そういう時こそネガティブな思考に陥りがち。余計なことを考えてしまわないためにも何か計画を立ててプラスになる忙しさに身を置いてくださいね
ただし、疲れたらゆっくり休むこともお忘れなく♪
では最後に、
5、悪夢の「自動思考」を抜け出す3つの考え方
こちらをお伝えしましょう。
今後あなたが、ここまで述べてきた、悪夢の「自動思考」に苦しんでしまった時は、以下の言葉を自分に投げかけてみてくださいね。
できれば紙に大きく書き出して、時々チェックしてみて下さい
以下の3つです。
「自分は今、悪夢を見ているのではないだろうか」
「それってそもそも考える必要があるのか」
「わざわざもう一度考えるだけの価値があることなのか」
そして、その上で1つ以下を考えてみてください
「次に、同じことを考えたらどうするか?」
考えないようにするほど考えてしまいます
かといって向き合えるほど心の余裕がないかもしれません
そこで、事前に自動思考がうかんできたときの対策を考えておくのです。
「考えたくないそのことが、頭をよぎったらどうするか?」
そして出てきたら、それをやっていくのみです
先ほど紹介した、映画を見に行く。人と話すのも大事です。あるいは掃除をしたり、神社に参拝したり、人それぞれのやり方があります。あなたが1番心が休まり楽になって、かつプラスになる行動を決めておいてくださいね
そうやって1つずつ。
あせらず1日に1つずつ、良くしていけばオッケーです
苦しみの無限ループから、どうぞ抜け出していってくださいね
最近書いたこちらの記事も参考まで↓
>物事を悪い方に考えてしまうときにやってみたい7つのこと
・・・
では、また次の記事でお会いしましょう(^^)/