説明がへたな人ってどんな人?

説明がへたな人にはある特徴があります。

  • たびたび話が脱線する。
  • どこにも結論がない。
  • 自分でも何を話すかわかっていない。
  • 主語と述語が噛み合っていない。
  • ボキャブラリーが少ない。
  • 語尾が曖昧。言い切らない。

こんな特徴があります。
あなたはいくつ当てはまりましたか?

もし当てはまるものがあったなら、

これから説明力を鍛えて、説明べたの特徴を克服していきましょう。

今回ここでは、説明上手になるために
次の7つのトレーニングを行います。

これら7つのトレーニングをやってけば、
説明力が身について説明上手に!

では、順に説明してきます。

まず初めは、

1、ひとつに絞るトレーニング

説明べたな人というのは、

あれもいいたい。コレも言いたい。

たくさんの話をしようとします。

ひとつの会話なのに「いくつもの話」をしようとする傾向があります。

その気持ちはわかります。
しかし聞いている方からしたら

(えっ?結局なにを言いたいの?
結論が見えてこないんだけど・・・)

言いたいことがまったく伝わってきません。

その結果、
なにを言いたいんだね?キミは。

になってしまうのです。

だから、

結論を「たったひとつ」に絞る

いくつも話をしたくても、
ひとつの話が完全に終わってから次の話をする

ひとつの話のなかではひとつのテーマだけを話す!

それがひとつに絞るトレーニングです。
ぜひやってみてくださいね。

そして2つ目です。

2、言いたいことを明確化トレーニング

言いたいことが不明確であいまいなままだと、
相手に伝えたいことがうまく伝わりません。

あなたが何を伝えたいのか。

それを明確にしておかないと伝わりません。

そこで、
まずは相手に伝えたい内容を、
絵やイラストにして描いてみましょう。

これをやることで
頭のなかで「話の内容のイメージ」ができやすく、簡単に話せるようになります。

そして大切なのは
文字ではなく、
絵やイラストで描く
ということです。

話したい内容を絵やイラストで描くことで
伝えたい内容は右脳に入ります。

逆に、文字だと左脳に入ります。
考えすぎて話せなくなってしまうこともありますので、

ご注意を!

そして、3つめ。

3、置き換えトレーニング

置き換えトレーニングとは
あなたの言いたい内容を別のことに置き換えるトレーニングです。

これは、表現のはばを増やすためにやります。

要するに、 たとえ話や比喩です。

それが多いほど相手は理解しやすくなります。
「あ、な〜るほど。そういうことなのかぁ。」と、
説明を飲み込みやすくなります。

しかし、置き換えないと、
あなたの頭のなかでわかっていても、
相手の人はそれを知らないので理解できない可能性があります。

小学生に、大学生の使っている言葉で話しても
ちんぷんかんぷんです。

だから、
相手の知ってる言葉に翻訳してあげること

これで、相手に理解してもらえるようになります。

もっとわかりやすい例で言えば・・・

お金を見たことも聞いたこともない。

そんな人に
「お金とはなにか?」
ということを、
別のものに置き換えて説明するとしたら?

あなたはどうやって説明するでしょうか。

いろんなアイデアがありそうですよね。

たとえば、

・お金とはなんです。
水はないと生きていけないですよね。
お金もないと生きていけないんです。

・お金とはなんです。
与えれば与えるほど愛って満たされますよね。
お金もね、与えれば与えるほど満たされるんです。

か、どうかはわかりませんが(爆)

それから、

・お金とは消しゴムなんです。
書き間違えたら消しゴムで消せますよね。
お金も同じ。
失敗してもお金を払えばなかったことにできるのです。

など(笑)

これらは、いま私が適当に作ったものです。
こんな感じで相手の知っているものに
置き換えてわかりやすく説明してみましょう。

そしたら、
聞いている相手もわかりやすいし、
話している自分もわかりやすい!

ぜひやってみてくださいね。

さて、次は、

4、10秒スピーチトレーニング

これは説明の内容をより明確にするために

ひとことで伝えたい内容を説明する

というトレーニングです。
ひと言というのはだいたい10秒以内です。

その10秒以内で結論を言わなくてはならないとしたら
あなたはなんて相手に伝えるでしょうか?

それを、考えてみます。

10秒以内です。

10秒以内で結論を出してみてください!

これを普段からできるようにしておけば
いざってときに結論だけをパッと取り出せて
すばやく説明ができるようになりますよ。

それから、

5、小学生かよトレーニング

このトレーニングは
あなたが説明している相手から

おまえ、小学生かよ。

そう言われてしまうくらい
簡単に話をわかりやすく説明する。

ということを考えます。

小学生でもわかるようにとなると、
難しい単語は使ってはダメですよね。

難しい単語があったらすべて噛み砕いて説明する。

でないと、小学生にはちんぷんかんぷんです。

当然、せつめいに専門用語は使ってはいけません。
小学生はそんなのわからないですからね。

いかに簡単に説明するか。

ほとんどの人は難しいことを言っても
わかりません。

小学生レベルのことでも、わかりません。

もちろん私がそうです(笑

だから、
相手が大学生でも80歳のおばあちゃんでも、
小学生だと思って
超かんたんに説明してみましょう!

それくらいの簡単さが理解してもらうのにちょうどいい説明です。

それから、

6、抽象化→具体的トレーニング

これは
大きなところから小さなところに話を落としこんでいく
トレーニングです。

たとえば
りんご

りんごを具体的にすると
赤くて、丸くて、かじると甘くて美味しい果物。

ですが、
りんごを抽象化すると、

食べ物、あるいは植物

となります。

そんなふうに
具体的に説明すれば、
わかりやすくイメージしやすい反面、
抽象的に説明するとそれがぼんやりして、
(へぇ、リンゴっていうのは食べ物なんだ!リンゴって植物なんだ。)
としか、わかりません。

だから、
説明するときはできるだけ
「抽象的なこと」からだんだん「具体的に話」をしていきます。

今回の例でいえば、

「ねぇねぇ、りんごって知ってるかな。 おいしい食べ物なんだけど。」

「へぇ知らないなぁ。どんな食べ物?」

「りんごは、くだものだよ。」

「くだもの?どんな?」

「赤くて丸くて、甘〜い、くだもの。」

「あっ、それなら食べたことあるかも!」

もちろん、リンゴを知らない人はいないと思いますが、、、
話の流れは「抽象的なもの」から「具体的なもの」にしていく。

この流れを忘れないでくださいね。

そして、最後に、

7、繰り返しトレーニング

これはなにかというと、

同じことを何度も繰り返して言う

ただそれだけです。

それだけであなたは説明上手になれます。
なぜなら・・・
ほとんどの人は1回聞いただけで理解できないからです。

あなたが分かりやすい話を
分かりやすい話し方で説明したとしても、

相手がそれを理解できなければ
あなたは説明べたになります。

だから同じことを何度も繰り返す。
一度言った話でも最低3回は繰り返すことで
相手は理解できるのです。

ただし、やり過ぎるとくどいと言われてしまうことも。
多くても5回くらいにしておきましょう。

ぜひ、これらのことをトレーニングとして
普段の生活でやってみてください。

・・・

というわけで、
ここまで説明力を鍛えて、楽しい会話ができる7つの方法でした。

いかがでしたでしょうか。
たくさんありすぎて混乱しているかもしれません。

ですので、全部やらなくても大丈夫。ひとつでいいのでやってみましょう。

以上のまとめをしておきますね。

説明力を鍛えて、楽しい会話ができる7つの方法とは・・・↓

  • 1、ひとつに絞るトレーニング→言いたいことが多すぎると説明してもよくわかりません。言いたいことは初めからひとつだけに決めて、他の話は思い切って捨てましょう。
  • 2、言いたいことを明確化トレーニング→言いたいことがあいまいだと伝わりません。言いたいことを明確にするために絵を描いてイメージをつかみましょう。
  • 3、置き換えトレーニング→相手にわかるように、言葉を置き換えることを普段から意識しておきましょう。置き換えることができる分だけ表現力もふくらみます。
  • 4、10秒スピーチトレーニング→結論を10秒で言えるようにしておきましょう。そうすることでたった一言で相手に伝えることができます。
  • 5、小学生かよトレーニング→まるで小学生相手に話している気持ちで言葉を選んで話しましょう。難しい話は一切不要です。
  • 6、抽象化→具体化トレーニング→おおまかなところから、段々に詳細にはなしていきましょう。全体像を話してから、具体的にわかりやすくです。
  • 7、繰り返しトレーニング→同じことを最低3回繰り返して話してみましょう。1回言っただけでは相手は理解できません。最低3回です。

これらをやっていけば
説明べたは格段によくなります。

最初はなかなかうまくいかなくても、
そのうちに慣れてふつうにできるようになるので、
どんどん使ってくださいね。

あと、こちらの記事も参考までに↓

【会話】会話で沈黙、気まずい。そんなときの3つの対処法

【会話】一人でできる簡単な会話力UPトレーニング

【会話】言葉につまるをなくす1つの考え方と2つの方法

どんどん説明力を身につけていきましょう。

サクサクっとね。

それでは、
最後までお読みいただきありがとうございました。

また次回もお楽しみに!

ニャタリーニャタリー

ありがとうございました。