お前、いい加減に外に出たらどうなの!
と言われても

ちょっと無理な話ですよね。

まわりの人はなんとでも言えるけれど、
そんな勇気とても持てるものではありません。

ずっと何年も家にこもっていたのに
家族としか顔を合わせないのに

どうやって外に出るんだ、という話ではないでしょうか?

・・・

じつは、わたし、元「引きこもり」でした。

あなたほどではありませんが、
わたしが当時出かけられた距離は、
自転車で通える半径10kmまで

パニック障害でした。
電車やバスのなかで「過呼吸」だったり
「強烈な不安感」が襲ってきて

あぁ、やっぱり外にでなきゃよかった

って思っていました。

そんな生活を3年くらい続けてたけど
でも、あるとき出られるように・・・

その方法を今回紹介していきます

ですが、初めに言っておきます。

引きこもりがダメなわけじゃありません、
引きこもりが大切な時期だってあります

自分を守るために必要なときもあれば、
引き込もることでしか体験できない世界もあります

だから、お願いです。

引きこもりを責めるのではなく
もっと自信をもってください

はい、俺、引きこもりやってまーす!

私、引きこもりやってまーす!

そう言えたら、ほんとラクになります。
引きこもりの人はみんな本当に繊細で優しい心をもってるから
そのことを忘れないでくださいね!

そして、
どうしたら「家の外に出られるようになるのか」という話ですが、

それは、

あなたが心の底から信頼できる人

そういう人と
外で一緒に過ごす時間を1秒でも増やす
こと。

これが一番てっとり早く引きこもりを抜け出して
外にでられるようになり、
さらには遠くに旅行できるようになる方法

だと私は思っています。

それというのも、

ここだけの話ですが、私がそうでした。

2016年のこと。
たまたま当時、精神的不安で任意入院した病院で知り合ったおじいちゃん

その人が、
退院したあとも連絡くれて
家に遊びにおいでよ

って誘ってくれました。
そしてそこから人生が変わりました!

最初はお互いの病気のことを語り合ったり、
たわいもない下世話な話をしたり
いろいろ話しただけでしたが、

そのうち
おいしいお店に連れていってくれたり、
きれいな景色の場所へ連れて行ってくれたり

とにかく楽しかった!

そんな中でだんだんと外に出られる自信がついて
こんなにも楽しい世界があるなんて知らなかった

今まで私が見てた世界は
たんなる想像の世界でしかなかったんだ

そう思えました。

その時から、

そうか、これから先
何年何十年と生きなくてはならない
だったら、今までのように不幸を探しながら生きるのではなく、

幸せを選んで

生きていくぞ〜

そう思えるようになったのです。

※そのおじいちゃんは「家族の意向」で
また同じ病院に戻されてしまいました。
私はそのおじいちゃんに感謝しています。必ず恩返しするつもりです。

・・・

そして、ここからが本題です。

あなたは今、
引きこもりでパニック障害で
電車に乗れないかもしれないけれど

いま私が「日本全国」を旅してるように
いつかそうなれるかもしれないから、これをやってみてはいかがでしょうか。

7つあります。

最初にいうとこんな感じです。

この7つです。

これらは実際わたしがやってきたことでです。
これがなかったら今の私はまだ引きこもりだったかもしれないことです。

ですので、騙されたと思って
とりあえず読んでみてください。

きっと最後まで読めばその「きっかけのきっかけ」くらいにはなるかもしれません

では、さっそく解説していきます

まずひとつめです

1、誰かと手をつないで外を歩こう

実際できるかってたぶんできないですよね

そもそも、これまでずっと友達などを避けてきたのに
そんな相手がいたら苦労しないですよね。

だけど可能であれば、
誰かと手をつないで歩いてみる
ということを試してみてほしいと思います。

わたし自信も手をつないだから電車のなかのパニック障害を克服できました

それというのも、

不安のときにおそってくるドキドキや、
不安感に押しつぶされそうなときのドキドキは
「手のぬくもり」や「手の感触」に気持ちを向けることで
ほぼ一瞬で忘れることができるからです

やがて幸せのドキドキになるからです。

わたしは苦手だった電車に乗れるようになって
気がついたらパニック発作もだんだんと減ってきていました。

もちろん痴漢は犯罪!です。

相手の同意なく触れると逮捕されるから絶対にやってはダメです。

しかし、あなたの周りに(同意のもとで)手をつないでくれる人がいたら
ぜひ手をつないで歩いたり電車に乗ってみてください。

それが難しいなら、
こちらの記事にある
指先集中法を試してみてください。

ブレない自分になるマインドフルネス、7つの方法

この「指先集中法」は単なる気休めではありません。
実際にパニック発作がでてしまったときに、
一瞬で冷静になれる一つの実践的なテクニック
しかもお金は一切かからないので「ダメもと」でも構いません。

いざというときに「指先だけ」に気持ちを向けてみくださいね。

それから、

2、失敗できる環境で失敗を重ねよう

いきなりは無理
ということも、
何度も練習したらできるようになるってことありますよね

しかし、
それでも「外にでる勇気」がなかったり、
「万が一の事態」が怖いと思ったときには、

失敗できる環境で、
おもいっきり失敗してみませんか?

たとえば、

相手の同意をとって、
一緒に練習に付き合ってもらう

練習というのは、「外にでる練習」のことです。
あるいは「会話の練習」や
相手の目をみれるようになる「目を見つめる練習」など様々です。

なぜなら、引きこもりのときは「対人恐怖症」だったりもするからです。

なので、自分を変えていく練習をやってみてください。

手っ取り早いのは引きこもり克服コンサルなど
お金を払って「外に出る練習」につきあってもらうこと

あるいは、相手がいない場合は
今の時代「ネット」もあります。

【気づきの川柳】その道のプロに聞いたら、こと進む

ネットも難しいなら、
家族
それも難しいなら、
一人で鏡に向かって練習でも大丈夫です。

私はボイスレコーダーに向かって
話かけて、あとで聞き直したりもしています。

イメージはこんな感じです↓
スマホでボイストレーニングをする女性のイメージ

また、

道に迷ったふりをして行き方を聞きまくる

をやってたら
普通に声かけられるようになりました。

つまりは、

習うよりなれろ!ってことです。

頭で考えてばっかりいないで
じっさい体を通してやってみる
それでこそできるようになるし、

失敗したら失敗したで別にいいじゃん

その分だけ次回から上手になるから
どんどん失敗していきましょう!

そして、失敗を失敗で終わらせるのではなく
改善もしていきましょう!

改善を繰り返せば
どんどんできることが増えて
もっと外に出たい!

という好循環ループに入れるようになります。

名言スライド:好循環のPDCAサイクルを回し続けよう
にゃたりんこにゃたりんこ

どんどん好循環に入っていこう!

それから、

3、お金を使って楽しみをみつけよう

引きこもりだからお金がない

そうですよね。

しかしもしかしたら「逆も然り(しかり)」かもしれません。

つまり、

お金を使わないから「引きこもり」になってしまう

だから、お金が入ってこない

実際、お金が多い少ないではなく
いま「手元にあるお金」の範囲内で「できること」ってたくさんありますよね。

1ヶ月に1万円だけ稼げるなら
その範囲内でなにかできる楽しみもあるはず

もちろん、無駄遣いしろって言ってるわけではありません。

心が喜ぶことにお金を払うことは
「お金だって喜ぶこと」
だから、巡り巡ってお金が「仲間と一緒に」返ってくる

オカルトっぽい話ですし
別に信じなくて構いません。

信じなくていいですが、
ケチケチだけで生きるのではなく
たまにはワクワクお金を使って
お金に愛されるように、「お金の使い方」を変えてみてはいかがでしょうか?

お金があればなんでもできるわけではないけれど
お金があれば自由になれるは本当です。

こちらにもある通りです↓

お金の不安に襲われたら考えてみたいお金の現実、仕事を辞めてどうやって生きていこう?

それと、
【名言色紙】お金を出してでもやりたいことをやろう それが本当にやりたいこと

それから、

4、行きたいイベントに参加してみよう

イベントというのは、

最初は「無料イベント」で構いません

たとえば料理教室だったり、
映画館で映画をみることかもしれません

あるいは、自助会みたいに悩みをお互いに相談しあえる集まりかもしれません

好きな人に会いにいくことだってひとつのイベントです

そんな感じで、

行きたいイベントをまず探してみましょう

ワクワクしますよね

行けたらもっとうれしくなります。

そうやってうちに
心が軽くなって
体も軽くなって外へでれるようになっていきます。

それくらい、イベントって魅力があるものです。

あなたはどんなイベント行きたいかな
ちょっとでいいから考えてみてくださいね。

それと、
【名言色紙】時間を気にせずやりたいことをやろう

それから、

5、1日1つ、何かを変えてみよう

毎回言ってることだけど、
この世界で最も恐ろしいのは「無限ループ」です

こちらの記事にある通り、

最大の恐怖!「生き地獄の無限ループ」から脱出する7つの方法

無限ループが一番おそろしい

だから私は、
・引きこもりの原因も
・パニック障害の原因も
・電車に乗れない原因も
この無限ループが原因なんじゃないかな
って思っています

たとえば、

家を出たいけど、外に出たらパニックになるかも
でも、やっぱり今日はでよう

あっ、でも怖いなぁ

う〜ん、どうしよう。。。でも、やっぱりよし出よう

あ、いやでもな〜

う〜ん

そのように永遠に外に出る出ないで悩む、悩みの無限ループ
これほど頭を疲れさせるものはありません。
それにいざ実際に外にでたときにパニック的な症状を引き起こしてしまう
きっかけになってしまうことも。

まさに「予期不安」通りに・・・です。

だから、なんとしてもこの無限ループを抜け出していきましょう。

そのために、

1日1つ「何かを変える」ということが大事です

昨日と同じことをやってたら
今日も同じです。明日も同じ繰り返しです

しかし、
昨日と違うことをやったなら、ほんの少し「新しい今日」となり、ほんの少しだけ「明日」も変わっていきます

だから、

1日にたった1つだけでも
昨日と違うことをやってみましょう

どんなに小さなことでも構いません。

昨日右へ行こうを選んだなら、今日は左へ!
昨日、「インスタントラーメン」を食べたなら、今日はあえて「野菜料理」を!

そんなことでいいのです。

その小さな「いつもと違うこと」の繰り返しが人生を変えてくれるのだから

今日からは「昨日」とひとつ何かを変える!
新しい1日として挑戦していきましょう。

ニャタリーニャタリー

チャレンジ、チャレンジ♪

6、外に出ることのメリットを最大化しよう

引きこもってしまうのはなぜか

もちろん、引きこもってもいいのですが、
「外にでられるようになりたい」と思ってるのなら

何よりも、

外にでたらどんないいことがあるかを想像してみてください。

たとえば、外に出れば

  • 恋人とデートができる
  • 旅行で見たい景色が見られる
  • その場に行かないと手に入らないものを買える

などなど

家のなかにいるよりも
楽しいことっていっぱいあります

今はそんなの「遠い未来」と思っていても
ほんとうに家の中にいるよりも楽しいことっていっぱいあります

だから、
考えてみてください

外にでるメリットって何があるかな?

そのためだったら「ちょっと外でてみようかな」と思えるものを

いつか、その日がくるといいな、

そして、
これが最後になります。

それでも、

7、不安になったら助けを求めよう

いざというときは「助けて」って言ってもいいのです。

人に不安を見せちゃいけない、
そう思っていても
不安なときは「不安」って言えばいいのです

わかってくれない人もいるし、
わかってくれる人もいます

甘えんじゃねぇ
という人もいるし、
甘えていいよという人もいます

だから、試しに「助けて」って言ってみてください

言えないでしょうか?

怖いですよね、
迷惑かなって気を使ってしまいますよね

しかし、いいんです
これまでずっと一人で頑張ってきたんだから
そろそろ肩の荷おろしていいんです

そろそろ「他力本願」にもいいんです。

もちろんずっと「他力本願」のままだと、弱くなって依存しまうから良くないかもしれません。

しかし、頼らなきゃならないときもあります

とくに、ここまでしっかり読んでくれた
真剣に悩んでるあなたはもう、
頑張りすぎだから
今は助けを求めてみてください

それが難しいなら
命の電話だったり、児童相談所、警察もある
あるいは私に助けを求めたっていいのです

なんでもいいので、不安になったら助けを求めて
その中で「あなたなり」に自分の足で立てるようになればいいのです。
焦らずにゆっくりと変わっていきましょう!

あなたなら大丈夫です

昔の私とそっくりだから大丈夫です

どんなに時間がかかっても
いいからね。

・・・

というわけで、
少し長くなってしまいましがら、
最後にざっくりまとめておきます。

【まとめと補足】

  • 1、手を繋いで外を歩こう→不安のドキドキが安心のドキドキに変わる。手を繋げない場合は指先集中法を試してみましょう。
  • 2、失敗できる環境で失敗を重ねよう→道に迷った振りして道を訪ねまくる、これだけでも自信になります
  • 3、お金を使って楽しみをみつけよう→ケチケチしないでやりたいことにお金払ってみましょう。生きてるうちに!お金を払って誰かと一緒に出かけよう。食事代だけでもいいから、引きこもりを抜け出す練習台になってもらうのが抜け出すきっかけになります。
  • 4、イベントに参加してみよう→好きなイベントに参加してみよう、あるいは計画を立ててみよう。実際できなくてもいつかできるようになっていきます。
  • 5、1日1つ何かを変えよう→同じことの繰り返しでは同じ人生に。なので、抜け出すために昨日と違うことをやってみます。いざ好循環ループへ。
  • 6、外に出ることによるメリットを最大化しよう→家にいるよりも外に出かけた方が楽しい、そんなメリットを見つけてみましょう。こっそり会いたい人に会うのもドキドキです。
  • 7、不安になったら助けを求めよう→もう一人で抱え込まなくていいのです。「助けて!」その4音を叫んでみてくださいね。

最後に一言

物事にはステージがあります

だから、一気に変わろうなんて思わなくて大丈夫です。

最初は自宅周りでも大丈夫。
明日は少しだけ遠くまで行ってみよう

歩いてが難しいなら
自転車で、
電車でバスで
そうやって少しずつ少しずつ

新しい世界をみていこうね

では、
今回はこれで

次回もお楽しみにしててくれたら、うれしいです。

ありがとうございます。

追伸です1:
もっと手堅く変わりたいときはこちらの記事も読んでみてくださいね

今度こそ変わるぞ!と、一時的でなく根本から自分を変える7つの方法

自分を変えたい!のに変われない、その7つの理由とは…

きっと「変わるきっかけ」になります
そのきっかけのきっかけになるかもしれません。

追伸です2:
ちなみに「日本全国」旅行してると書いてありますが、それは
コロナ禍前に行ってきました。

全都道府県の旅の思い出写真のページ

ではでは、あなたも良い人生を

ニャタリーニャタリー

ありがとうございます