あいつが憎い。

どうしても許せない。

なんたってこんな目にあわされなきゃならないんだ。

そうやって恨み続けて生きていたとき、私は暗闇のなかにいました。

毎日、許せなかった。
自分の人生がめちゃくちゃにされたことに…

なんとしても恨みを晴らしたいと、ただそれだけを考えて生きていたときがあります。

たとえば、

いじめられたとき、

お金を騙しとられたり、無理やり責任を押し付けられたとき、

大切なものを奪われたとき…
恨みつらみで復讐ばかりを考えていたときがありました。

許せないときは、許せないものです。

24時間いつでも許せない!

そうやって、ぐるぐると闇のなかをさまよっていました。

もしかしたらあなたもそうかもしれません。

どうやって仕返しができるか

くっくっく・・・

ずっと考えながら苦しみのなかで生きているかもしれません。

その気持ちも十分に理解できます。

それは、私が人一倍に恨みをもっていたから。恨みをもっている人の気持ちはよくわかります。

やるせないことでしょう・・・

そして、その上で言いますが・・・

たしかに恨みを晴らすのは簡単です。

SNSやネットで調べれば、恨みを晴らすための方法は、無限にあります。おそろしいやり方で恨みを晴らすことはできるでしょう。ですが、それをやってしまうと刑務所に入れられるだけでなく、あなたの家族やお子さん、将来がいま以上にボロボロになって…

取り返しのつかないことになるでしょう。

だから、そうなる前に、せめてこの記事を最後まで読んでみてください。

私も許せずに、ずっと恨み続けてきたのであなたの気持ちはよくわかります。だから、楽にしてあげたい。

それが、この7つの考えです。

恨みを晴らしたい気持ちを手放す、7つの考え方とは・・・↓

私自身、これらの考え方をもとにそれまで恨んできた気持ちを取り払うことができいま精神的に穏やかです。

恨むこともなければ、気にすることすらありません。

なぜなら、自分のなかで決着がついているからです。

いま、恨みから夜も寝れず、昼もイライラしてたとしても、
あなたも最後まで読み終わるころには
うらみも消え去ることでしょう。

恨みたらたらの私にできたのだから、あなたもきっとできます。

まずは、

1、相手を許そうと思わなくていい

許せない、絶対に許せない!

その背景には、許さなくてはならない! 許せない自分はダメだ!という考えがあります。

どうして、オレは許せないんだ。なんて、心が小さいんだと無意識にでも思っているから、恨みをもつことがツラくなるのです。

しかし、わかってます。

許せないときは許せないでしょう。

あなたがこれまでに受けてきたことを考えれば、それはムリもないです。相手も恨まれて当然でしょう。

だから、許せないときはムリに許す必要はありません。

私も許せないときは、人から「いい加減許してやれよ」と言われても、
「許せるわけないだろ!アイツがなにやったのかわかってんのか!」

と逆切れしたものです。
だから、許せないのなら許す必要はないです。
許せるのがもちろん理想だけど、そう簡単には許せないはずです。

だから、相手を許そうなんて思わなくたっていい。

ただね、相手を許せなくてもいいからなによりもまずは
どうしても許せないでいる自分を許してあげてください。

これまでずっと相手を恨み続けてきたことで、
どうしてこんなにも恨み続けているんだ。
もう過去のことなのに、いつまで恨むつもりなんだ

と、自分のことも許せなくなって…自分さえも恨み続けて生きているかもしれません。

そして、あなたは相手を絶対に許してはいけない、というルールを自分のなかに作ってそのルールに縛られて苦しんでいる…のではないでしょうか。

そんなあなたを許してあげてください。

相手のことは許さなくてもいい!だけど、あなたはあなた自身を許してあげてください。

自分を許せないのに相手を許すことなんてぜったいにできないですからね。そして、自分を許せるようになったら、それだけで気持ちがすっと落ち着くはずです。

相手ではなく、自分を許す!

相手は許せないならいまは許さなくたっていい。

ただし、
相手を許さなくてもいいけれど、恨むことは・・・オススメできません。

なぜなら、

2、恨むと毎日が地獄になるだけ、だから。

許すと恨むは、似ているようでまったく違います。

許すというのは、手放すこと。
恨むというのは執着することです。

許せないのは手放せないだけ。単純に手を離せばいいだけのことですが、恨んでいるときは、恨むという行為そのものに執着している状態

手放したくても手放すことができません。

ぜったいに離しまいと握りしめてしまっている状態です。

最初は小さなことでも、恨めばうらむほどその感情はふくらんで、自分でも手放すことが難しくなっていきます。

恨むと許すことすらもできなくなります。

しかも、最悪なことは・・・恨むとストレスホルモンが分泌されて感情が不安定に。

恨みには麻薬的な依存性があります。
抜け出すことができなくなり、恨みの中毒者に。

やめたくても、やめられなくなります。恨んでいるときは気分はよくても、
あとで死にたくもなるし、自分を嫌いにもなります。

それが恨みの禁断症状です。

だから、どうしても許せないとしても恨むことはダメなんです。

怒りを憎しみを手放させなかったとしても、それに執着さえしてなければ、やがて勝手に離れていきます。

しかし恨み続けるかぎり、地獄です。

毎日恨み続けながら生きているとしたら、生きながらにして地獄にいるのと同じ。私自身を振り返っても、人を恨んでいたときほど毎日が殺伐としていたときはありません。

恨むことが地獄なんです。

しかも、最悪なのは、

3、恨むほど相手がよろこぶだけ

恨むということは、一見すると相手にダメージを与えているようで、じつは相手を喜ばせている行為です。

なぜなら、あなたが相手を恨むということは…
あなたの貴重な時間と、

エネルギーを相手にプレゼントしていることになるからです。

本来であれば、あなたが好きなことをできる時間を、恨むという相手のための時間として使ってるんです。

だから、相手は喜びます。

よっしゃぁ、アイツはオレのために時間を使ってる。や〜いざまーみろ

と、思っているかもしれないのです。(実際どうかはわかりませんが・・・)

そんなのくやしくありませんか。あなたの貴重な人生の時間をどうでもいい人間に捧げてるなんて、もったいない。あまりにももったいないです。

それに、

4、どれだけ恨んでも相手は変わらない

恨むことで相手が反省して
「ごめん、本当に悪かった。二度としません、許してください。」

と謝ってくれるならいいでしょう。だけど、そんなことはまずありません。そういうふうに誠実に謝ってくる相手ならそもそもそんなことをしないはずです。

恨んで変わる相手なら、そもそも恨まれることはしないはずです。

もちろん過失であったのなら、そうではないかもしれませんが故意にやったことであったとしたら、それがその人の本質です。

だから、恨むだけ無駄です。

あなたが恨みたいならそれでもいいけど、わかっておいてほしいのは、無駄だということです。相手は変わらずに、骨折り損のくたびれもうけ、

これは精神的にかなり疲れます。

それに、少しきつい言い方になりますが、恨むことで昔あったことが変わるわけではありません。悔しいけど、恨んでも過去は変わらずいまが悪くなるだけです。恨むほどこれから先の、あなたの人生はめちゃくちゃにされてしまうでしょう。

だから、

5、自分のために恨むのをやめよう

恨むのをやめるのは、相手のためではありません。

自分のためです。

恨んでも相手は変わりませんが、自分は傷つき、まるで見えない牢屋に閉じ込められたかのような苦しみを味わいます。

そんなことを死ぬまで続けていたら、その恨む相手のために尽くして生きるようなものです。

私はそれはイヤです。

過去のことを恨むことで、一生その人の心の奴隷になるのはイヤです。だから、辞めました。恨むのを辞めました。

それは他ならぬ自分のためです。

だから、あなたも自分のために恨むのをやめて欲しい。

相手のためではありません、あなた自身のためです。

恨むのをやめることは恥ずかしいことではありません。とても勇気がいる行為です。そしてとてもツラいことかもしれません。だからこそ、やってみてほしいです。

あなた自身のためにどうぞ、恨むのをやめていきましょう。

大切なあなた自身のために・・・

それに、

6、恨んでも恨まなくても100年後は同じ

恨んでいきるのもいいでしょう。でも、恨まなくてもいいんです。

なぜなら、どっちにしたって100年後には今生きてる人はみんな死ぬからです。

嫌な人も死にます。もちろん、私もですが、みんな死にます。

それなのに、いますぐに殺したいとか、考えるのはあなたやまわりの家族を悲しませる結果しか産みません。

いま復讐をしたりすることはできますが、
あなたがやらなくてもいいんです。

神様がちゃんとみてます。悪いことは神様がちゃんとみてます。恨んでも恨まなくても一緒です。恨まれるような生き方をして、いまも反省してないとしたら、そう遠くない未来に天罰がくだるでしょうし

天国にはいけないでしょう。来世に人間として産まれてくることはないでしょう。だったら、恨んでみてもしかたない。

だから、

7、きっぱり忘れる覚悟を持とう

これから先、ずっと恨み続けるというのは、それもひとつの生き方だと思います。私はそれを止めませんし、あなたが望むのなら、一生恨み続けるのもいいでしょう。ただ、ここまでに書いた通りです。

恨むことは残りの人生をどぶにすてるようなものです。

あなたが恨むのをやめたいのなら恨みを晴らすのではなく、きっぱり忘れることです。

恨むのではなく、忘れる

あなたの記憶から消去してしまうことです。その覚悟があるでしょうか。もちろん、本当に許せないこともあるのはわかってます。記憶から消せったってムリがないのも承知です。

だけど、それでは相手の思うつぼ。

その恨む相手が求めているのが、

あなたが一生恨みながら苦しみながら生きていくこと、だったとしたら、くやしくないですか。くやしいですよね。だったら、忘れることです。ここできっぱりと忘れることです。

ちっぽけな存在にいつまでも恨みを持ち続けることないんですよ。

あなたの方がずっとずっと大きいのだから。

さぁ、忘れましょう。

それでいいんです。

・・・

と、いうわけでいかがでしたか。

読む前に比べて少しでも恨みの気持ちがなくなったのではないでしょうか。

ここまでに書いてきた通り、どれだけ恨んでもそれはあなたのなかに溜まるだけ。心が汚れていくだけです。

それだったら、いまこそ恨みの気持ちを手放していきましょう。

それこそがあなたのためです。

では、最後にまとめです。
また恨みの気持ちがふつふつとでてきたらここだけでも読んでみてください。

恨みを晴らしたい気持ちを手放す、7つの考え方とは・・・↓

  • 1、相手を許そうと思わなくていい→許せない相手を許そうとするから心に葛藤がうまれます。許せないものは許せないでいいのです。ただし、許せないで苦しんでいる自分は許してあげましょう。
  • 2、恨むと毎日が地獄になるだけ→恨めば恨むほどあなたの大切な時間は相手のために使われます。つまり恨む相手の奴隷です。しかもストレスホルモンが出て便秘や不眠、病気の原因に。恨むことで人生を破壊してるのです。その地獄を抜け出しましょう。
  • 3、恨むほど相手がよろこぶだけ→恨むことで相手が後悔するかといったら大間違いです。恨んでみたところで相手はそんなあなたをみて喜ぶことだってあるんです。つまり逆効果。調子にのるだけです。むしろ恨まないほうが相手をガッカリさせられるでしょう。
  • 4、しかもどれだけ恨んでも相手は変わらない→恨んで変わる相手だったら、初めからそういうことはしないはず。あなたが心のなかで100恨んでいても1くらいにしか受け取らないでしょう。どれだけ恨んでものれんに腕押し、効果なしです。
  • 5、自分のために恨むのをやめよう→恨むのをやめるのは相手のためではなく自分のためです。恨みの気持ちがそとにあるのではなく、あなたの内側にあります。あなたが辞めようと思えば、いますぐにだってできるのです。
  • 6、恨んでも恨まなくても100年後は同じ→どっちにしたって人は100年は生きれません。憎む相手もいずれは死ぬときがやってくる人間です。だから殺してやろうとおもって刑務所に入るだけ損です。天罰が下るとおもって放っておきましょう。
  • 7、きっぱり忘れる覚悟を持とう→最後の最後に救えるのは、ここできっぱりと忘れてしまうことです。過去におきたことはもう変えようのない事実です。どうしても恨みたくなったら、今後一切考えないこと。それでしか手放せないことかもしれません。

これであなたの恨みの気持ちが少しでも穏やかになってもらえたら、これほど嬉しいことはありません。

どうか、あなたの残りの長い人生が恨みから解放されますように・・・

そして、あなた自身も人から恨まれませんように・・・。人から感謝される存在になってください。恨らみながら生きても、恨まれながら生きても、どっちにしてもいいことはありません。

それなら、感謝して感謝される…

その生き方のほうが、人生が充実して楽しく生きれますよ。せっかくこの世に産まれてきたのだから、これからの人生は楽しく生きていってくださいね。

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あなたの人生が満たされたものになりますように・・・。恨みがこの世から消え去る日がきますように・・・

それが私の願いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

追伸です:
もし、あなたがいま実際にいじめを受けていたり、パワハラ、セクハラ、ドメスティックバイオレンスなど暴力や嫌がらせで悩んでいる場合は、ちゃんと相談できる機関(子供相談室、警察、カウンセラー)に相談しましょう。

犯罪は泣き寝入りすることではありません。

そのこともぜひお忘れなく。

ニャタリーニャタリー

恨みつらみ飛んでけ〜